ぶどうの講習2012/03/05 01:21

先日、ぶどうの講習会がありました。
剪定を主とした話でしたが、結構刺激的な内容で勉強になりました。
良いものができていればそれでいいとの事でしたが…

・根が枯れるので枝は切るな、摘芯もするな
・植物はホルモンで動いている
・肥料はやらなくてもよい、土作りもしなくていい
・光もあまり必要ない

と言った内容でした。
土作り、多肥、短梢剪定による強剪定、摘芯を行う枝管理等を行っているうちのやり方とは全く逆の方法です。

剪定は芽の数で決まるのかなと思います。短梢剪定であるから芽が少ないとは言えません。問題はないと感じました。
作業性も良いし。収穫期の判断も楽です。
また、摘芯で根が枯れる事は果樹では考えにくいです。

肥料をやらなくて良いというのは半分理解できます。
要はバランスなので土作りでできた有機酸によって土のミネラル分を引き出さなければ肥料もいりません。
しかし、肥料がやれないような作り方では品質の良いものはできません。

なぜなら、植物ホルモンで必要とされるオーキシンやサイトカイニンは窒素が含まれる物質だからです。窒素やらなくてどうやって作られるの?
ホルモンに限らず窒素は必要であるから吸収しやすいと考える方が自然でしょう。動物の糞尿は貴重であるからかもしれません。

最後にアミノ酸系の肥料の宣伝がありました。
まぁ、これをやればホルモンも作られやすい形で窒素を供給できるでしょう。
うちでは土作りで微生物を繁殖させているので尿素など窒素肥料を与えることでアミノ酸等が作られるからです。
高価な肥料をやる必要はありません。

光は…茂らせて光が当たらないと枝の充実が悪くなります。翌年の花芽が小さくなりやすくなり、紫外線による殺菌が弱くなることで病気になりやすくなることが懸念されます。
土の微生物にとっては茂っている方が良いのですが…

自分のやり方が最上であるかはわかりませんが、同じ植物のみ繁栄させる畑自体が不自然なので手助けは必要です。
しかし、基本は自然の中でどのようなサイクルがあるかだと思います。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://noutenki.asablo.jp/blog/2012/03/05/6360389/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。