デラウェアあれこれ2012/05/21 21:43

毎日、多忙すぎてパニック状態の日々が続いています。
デラウェアの様子です。
早生デラの様子
早生デラの大きさ

植え付け3年目の早生デラウェアの現在の様子です。
房は少し小さめですが、軸が良く伸びて粒落としの労力もあまりかからないと思われます。
実どまりが悪い場所があります。
来年の課題です。
色付きは早くて良いのですが、酸の切れが悪い気がします。
農協への出荷していますが、検査がなかなか通らず困り者です。


献上デラの様子
献上デラの大きさ

房の大きさ、実どまりは抜群の献上デラウェアです。
房が大きすぎてパックに入らない可能性が…ウーン
こっちは酸切れも良く食味良好ですが、少し着色が悪い気がします。
着色は対策可能なので、今年は試験してみる予定です。
(別に変な薬品を使うわけではありませんよ)

ポット苗2012/05/10 23:28

3月に接木した苗が勢いよく展葉し始めました。
ポット苗

このまま畑に直接植えて育てることで、植え替えの必要もなく、早く育てることが可能です。(購入する苗は1年育てて掘り出したものです)
ただし、まだこの時期は弱く草に負けてしまいやすいので確実に増やしたいものは大型のポットに植え替えてもう少し育ててから移植する予定です。

交配の準備2012/05/09 22:11

都農ワインにある古い堅強な品種カトーバをベースに交配の準備を行いました。
キャンベル・アーリーとの交配が予定されています。
キャップと雄しべを外した様子

そのままにしておくと自家結実してしまうので、花が咲く前にキャップと雄しべを外して水洗いし、袋をかけておきます。
花が小さいので、気の遠くなる作業です。


拡大した所

数日して雌しべの先端から蜜が出て受粉の準備が整った所で花粉をつけます。
実が止まるとそのまま育て翌年種子を撒いてその中から特徴的な物を選抜していきます。
ぶどうは種子からは育てにくいので、これもまた気の遠くなる作業です。
野生の原種から最新の品種に至るまでに多く方の血のにじむような努力があった事が推察されます。

ジベレリン処理2012/05/06 21:29

種無しにする為に巨峰にジベレリン処理を行っています。
巨峰のジベレリン処理

昔はホルモン剤を使用すると言う事で、心配される方が多かったようですが、現在は種無しでなければ売れません。
ジベレリンはぶどう自身も持っている成長ホルモンです。実を大きくしたり、枝や葉を成長させるのもこのホルモンです。
種無しにする仕組みは花の時期につけることで雌しべ(実になる所)が急成長して受粉するタイミングを逃す為のようです。
味は種ありの方が断然良いのですが…。
余談ですが、種有り栽培は薬剤処理されていないと思われがちですが、実どまりが確実にするため、ジベレリンの効果を抑制する薬を使用するのが一般的です。


紅南洋の様子
紅南洋
デラウエアの変異種の紅南洋です。
こちらは早いジベレリン処理によりびっくり玉(花が咲かずキャップを割って実が太る状態)になっています。
玉太りが良くなり通常2回行うジベレリン処理が1度で良くなります。

巨峰の房セット2012/04/26 22:36

もうすぐ開花しそうな巨峰の房セットを開始しました。
一粒が10g以上になるため30~40粒あれば良く、負担軽減も兼ねて花を小さくします。

セット前
セット前の花
セット後
セット後の花、上の方に1段、種無し処理確認のマークを残しておきます。

ピオーネの芽
一番遅いピオーネも一斉に芽吹き始めました。
忙しい時期の始まりです。

ピオーネの奇形
ピオーネの2つの芽が1つになっているものがありました。
よく見かける奇形ですが、今年は多いようなので、低温で推移していた事が影響しているのかもしれません。

ジャガイモ
自家用ジャガイモの様子。
メークインと男爵です。
種芋がシワシワになっていて悪かったので、大きいものができるかどうか心配です。
大事な食料なので。。。